いよいよ人工知能が文章を書く時代がやってくる。
文章を書くことを生業とする人の多くは人工知能に仕事を奪われることになる。
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スポーツ原稿
先日、こんな記事が目に入った。
「15年後にはニュース記事の9割を人工知能が書いている」研究者が予測 – IRORIO(イロリオ)
記事によると、既に一部実用化されているらしい。
コンピューターを使ってデータから文章を作成する研究をしているNarrative Science社によると、すでにコンピューターが書いたスポーツや経済関係の文章がメディアや企業に提供され、世間に出回っているという。
野球の試合データを読み込んで、その試合のハイライト記事を作成するぐらいなら、かなり実用的なレベルにまで到達しているんだろう。しかも阪神寄りの記事とか、巨人寄りの記事とかっていうオプション設定も可能になるとかw
あと何年かすれば、TV中継そのものを入力すれば、勝手に試合データを取って、試合中の最も盛り上がった場面を中心とした文章校正を考えて、決められた字数の文章に落とし込む人工知能が完成するはずだ。
お決まりのフォーマット通りの記事しか書けない記者さんはそろそろお役御免だ。機械的に書くなら機械が書いた方が早い。
個人的には、野球記事よりサッカー記事の方が面白い変化があると思っている。というのもサッカーは野球とは比較にならないほど情報量が多い。打率や打点、盗塁、防御率、などなど野球の方が扱うデータは多そうに感じるが、それは野球のデータが数値化しやすい為だ。
サッカーは数字にならないデータが山ほどある。各選手のボールがないところでのポジショニングなんてのは、数値化しようがないものの試合結果を左右する非常に大きな要素だ。そして人間の目、及び頭では全選手の90分間に渡るポジショニングを正確にチェックすることなんて不可能に近い。最近はそういうデータを取るシステムがいろいろ出てきているが、そういうシステムと連動することで、これまで人間には書けなかった深い考察を、今後、機械が書いてくれるかも知れない。
まあ、そんな深い考察が出来る時代はまだまだ先だとしても、お決まりのハイライト記事程度なら近い将来、全て人工知能に任されることになる。
スポーツ記者おつ。
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人工知能に記事を外注する
最近、アフィリエイターでサイト内の記事をライターに外注する人が多い。ランサーズのような簡単に外注先が見つかる便利なwebサービスもある。
ランサーズで仕事を受けたライターさんがどれだけ魂込めて記事を書いているのか知らないが、もし適当にネットで調べて、情報を抜き出して、まとめて文章を作るぐらいのことなら、確実に人工知能の方が上質で早い仕事をするようになるはずだ。
そのうち人工知能による文章作成サービスが本格普及するだろう。ブラウザでお手軽にオーダーすることが出来て、ユーザーはお題を与えて幾つかのオプションを設定するだけ。文字通りあっという間に、自動的にネット上から情報をかき集めてまとまった1つの文章にする。
1日10記事までなら無料!とかっていう破壊的な仕様でデビューするはずだ。
こういったサービスの末恐ろしいところは、やればやるほど人工知能は賢くなるであろうところ。サービス開始直後は「こんなんじゃ人間が書いた方がましだ」っていうような文章しか書けないかも知れない。だからこそ無料だ。無料で毎日24時間休むことなく大量に仕事をこなすことで、人工知能はえげつないスピードで学習していく。
ネットで調べれば誰でも書けるような文章ならタダで手に入る時代はすぐそこまで来ている。
ライター及びランサーズおつ。
アフィリエイトサイトを人工知能が量産する
記事を書くだけでなく、アフィリエイトサイト自体を人工知能が量産する日も近い。
紹介したい商品の公式サイトに勝手に情報を読みに行って、勝手に特徴をとらまえて、勝手にアフィ単価調べて、勝手に比較サイトを作り上げる。もちろん常に最新の状態に自動更新。
儲かる検索ワードを狙ったアフィリエイトサイトが過剰に量産され、検索結果は人工知能が作ったアフィリエイトサイトで埋め尽くされる。
「自動車 保険」や「かに 通販」はAIアフィリの独壇場だ。
いかにも機械が書いたと分かる質の低い記事はGoogleが選別して葬り去るだろうが、いよいよ人間と見分けのつかないレベルになってくると、むしろ人間が書いた文章の方が質が低いと判定されるかも知れない。
もちろん作成スピードは人間なんて足元にも及ばない。飛ばされても凹むことなく24時間働き続ける最強のwebマスターだ。
アフィリエイターおつ。
Google AI
今後、人工知能システムを使ったサービスを提供する企業が爆増するだろう。中には詐欺のようなモノもあると思うが。
おそらくこのまま行けば、やはりGoogleが最強の人工知能を作り上げる。
Google AIだ。
Googleはおそらく近い将来、上述したような文章作成webサービスを開始すると思われる。
その驚異的な学習能力におそらく後発の企業は追いつけない。もしGoogle AIを脅かす新しい人工知能アルゴリズムを開発しそうな企業が現れれば、Googleはありったけの金をつぎ込んで買収しにかかるだろう。
いずれGoogle AI搭載のウェアラブルデバイスが、今のスマホに変わって普及するだろう。
全人類はGoogle AIの情報収集マシーンとなり、Google AIは全地球規模でビッグデータを解析することになる。
Google AIがこの世の全てを知り尽くすのも時間の問題だ。
人類おつ。